日経は9月2日に「特会剰余金42.6兆円 07年度、想定より15兆円多く」を掲出。
記事は、国の特別会計の19年度決算で、歳入から歳出を差し引いた剰余金が42.6兆円にのぼることが財務省の資料で明らかになったと報じる。当初予算の見積もりを15兆円上回ったが、このうち一般会計に繰り入れられたのは1.8兆円で、多額の剰余金が積立金や翌年度への繰り越しに回ったことになると記事は評する。省庁ごとに管理する特会について「無駄な支出の温床」との指摘は根強く、見直しを求める声が強まりそうだと記事は伝える。全部で28ある特会の19年度の決算は、歳入総額が395.9兆円、歳出総額が353.2兆円で、このうち20年度への繰越額は12.9兆円で、さらに10.8兆円が歳出の不用額とされ、それぞれの特会の積立金などに回ったとか。剰余金が多い順では、国債整理基金が28.3兆円、外国為替資金(外為特会)が3.9兆円、財政融資資金が2.5兆円、とのこと。
えーと、剰余金のなかの一般会計繰入れって何だっけ。