読売は8月24日に「補正予算、赤字国債発行は回避を…自民・中川元幹事長」を掲出。
記事は、自民党の
中川秀直・元幹事長が24日のテレビ朝日の番組で、景気対策を柱とする20年度補正予算案について、「1兆円は超えないといけないが、赤字国債の発行に至らない規模にしないと絶対にいけない」と述べ、財源確保のために赤字国債を追加発行すべきではないとの考えを示したと報じる。中川氏は、「(こうした考え方は)福田首相も支持していると思う」と強調したとか。同党の
菅義偉選挙対策副委員長は同日のフジテレビの番組で、与党内に補正予算案の規模を2、3兆円とするよう求める意見があることについて、「そこまでは必要ない」と指摘したとの由。
一方、産経が8月23日に配信した「中川昭一元政調会長「総合経済対策は2−3兆円必要」」は、自民党の中川昭一元政調会長が23日に北海道帯広市内で講演し、政府が月末にまとめる総合経済対策に関して、「財政出動や定率減税の復活、中小企業や農林水産業向けの投資減税など、ありとあらゆることをしなければいけない」と述べ、
所得税の定率減税復活を含めた施策が必要だと主張したと報じる。また、総合経済対策の規模について「少なくとも1兆円以上、できれば2兆円から3兆円ぐらいが必要だ」と述べたとか。