毎日は6月21日に「タクシー接待:財務省、正しい深夜帰宅模索 決め手はバス活用 経費削減も期待」〔赤間清広〕を掲出。
記事は、財務省の職員が深夜帰宅で利用したタクシー運転手から金品の提供を受けていた問題に絡み、同省が、職員の深夜帰宅用「乗り合いバス」の運行を大幅に拡大する方向で検討していると報じる。接待タクシー問題の背景となった職員の深夜帰宅でのタクシー利用を減らし、経費節減も図る狙いとか。同省は、職員の深夜残業が多くなる国会会期中に官舎を巡回する帰宅用「乗り合いバス」を運行しているが、このバスの巡回ルートを拡大したうえで増便し、持ち家の職員なども利用できるようにし、国会会期中以外の運行も検討するとのこと。接待タクシー問題で財務省は来週にも地方の出先機関への調査結果も含めた最終報告を発表する中で金品提供を受けた職員が中間報告時(383人)から500人超に拡大したことなどを明らかにする見通しだが、この際、対象職員の処分とともに、深夜タクシー利用の改善策も公表する方針と記事は伝える。財務省の「乗り合いバス」は国会会期中、午前0時半発と同1時45分発の1日2便を運行していて、バス4台が、都内などの官舎を回る1路線ずつ運行しているとのこと。