毎日は12月16日に「<道路特定財源>一般財源化、来年度に一部前倒し」〔吉田慎一〕を配信。
記事は、財務省が18年度予算編成で道路特定財源の一部を一般財源化する方針と報じる。18年度は道路関連予算の縮小で道路特定財源が約1000億円余る見通しで、このうち500億円程度を、社会保障関係費など他の支出に回すとのこと。道路特定財源は、ガソリンに掛かる揮発油税や自動車重量税、石油ガス税の税収を道路関連の支出に限定して充てる仕組みで、公共事業の抑制を続けた結果、道路建設や関連の支出が縮小しており、18年度には1000億円弱が余る見通しになっていて、このうち一部は一般財源としてではなく、ETC(自動料金収受システム)の普及促進など道路関連
の支出に充てるというのが内容。一般財源化する500億円程度については、
過去3年間に補正予算などで道路整備に使った一般財源と振り替える形にするとのこと。政府・与党が9日にまとめた「道路特定財源の見直しに関する基本方針」では、道路特定財源の一般財源化を図ることを前提に、来年、具体案を策定することを決めており、一部を前倒しする格好と記事は評する。
財務省の知恵者がいいアイデアを出したもんだ。